シャンピニオンゼリーブログ

気持ちよくうんこできるコツ3うんこをよく見てみよう!

大便は大きな便り、小便は小さな便りと書きますね。トイレは、お便所ともいって、大便と小便のお便りを受け取る場所を意味しています。大便・小便は、からだの調子を知らせてくれるメッセンジャーです。
うんこを観察することは、生活をみることです。気持ちよくうんこを出すためには、食生活やよい睡眠、運動習慣等の生活習慣が大きく影響しています。つまり、「うんこをみることは、生活の答え合わせ」ですね。最近のトイレは、便がすぐ自動で流れていったり、すぐに便が便器の奥にいって見えなくなるような形状の便器も多くなりました。便を見るために便が流れていく速度を調整したり工夫が必要です。

気持ちよくうんこを出すことができるため第1歩は、便を観察することです。便を観察することをわたしたちは「観便」と呼んでいます。みなさんは、毎日ご自分の便を見ていますか。みなさんは、便の性状を示すブリストル便性スケールをご存知ですか?このスケールは、イギリスのブリストル市にあるブリストル大学病院で開発されたもので、過敏性腸症候群の診断基準にも使われる等、世界で使われています。「気持ちよくうんこを出す」ためには、便が出ない日数を数えるのではなく、便の性状に注目していきます。この便性スケールの3・4・5の便の性状を目指します。1日にh5~6回気持ちよく排便する人から、1週間に1回気持ちよく排便する人まで個人差があります。気持ちよく排便できる排便周期には個人差があります。このことは排便ケアの大きなパラダイムシフトです。次に大切なのが排便の量の記載方法の統一が必要です。直腸の大きさにあわせて、気持ちよく排便できたと感じる量をバナナ1本10センチと設定し、1本以上出ることを目標にすることにしました。

また、病気を早期発見するためには、便の色の観察も大切です。便の色はビリルビンに影響を受けます。ビリルビンは、血液中のヘモグロビンの寿命が尽きて、肝臓で分解されたもので、胆汁の主な成分です。酸性だと黄色や茶色、アルカリ性だと黒っぽい色に変化します。人が食べたものは十二指腸で胆汁と混ざりあって便となって排出されるため、便の色は腸内環境を知る手がかりになります。腸内細菌を良好にする善玉菌が優勢になると腸内は酸性に傾いて、便は黄色や茶色っぽい黄色になります。一方、腸内環境を悪化させる原因とされる悪玉菌が優勢になると腸内はアルカリ性に傾くため、便が黒っぽくなります。赤い便、黒い便、白い便の場合は、病気が隠れている可能性が高いため注意深い観察が必要です。 「観便」は生活の答え合わせ、人生100年時代です。うんこをデザインして健康に過ごしましょう。

2022.08.17